漫画の「5分」「48時間のアクセス数」「発信元数」「3分類」、および4ページの乗っ取り後の動き(遠隔操作ツールの設置、先着ボットと後続ボットの競合)は、漫画内の一つの試験またはその説明に基づきます。実験条件をここでは独立に確認できず、一般的な頻度やすべての機器に共通する手順・結果であると断定できません。実機を初期設定のままインターネットに公開して試すことは避けてください。
2ページの「約43億個のIPを1時間以内に探索できる」という説明は、探索条件・分散の仕方・実測方法が漫画からは示されていないため、普遍的な探索速度の根拠とは言えません。203.0.113.25 はIETFが文書用に予約したTEST-NET-3であり、実カメラのアドレス例ではありません。
出典: RFC 5737
ログに残る接続元IPの国・地域は、そのIPの割り当て先の推定にとどまり、攻撃者本人の居場所・国籍を証明しません。乗っ取られた別地域の機器を経由している可能性についての説明も、漫画だけから個別ログで裏取りすることはできません。
初期設定のままのIoT機器がボットネットに悪用された実例(Miraiなど)はありますが、漫画に示された闇サイトの貸出価格が市場の相場かは、ここでは確認できません。
カメラ侵害から、同じWi-FiのスマホやPCへ必ず侵入できるわけではありません。機器の弱点、ファイアウォール、ルーターの分離(ゲストネットワーク・VLAN・IoT向けSSIDなど)、通信の許可設定によって影響が変わります。適切な制限・分離で影響を抑えられる場合があります。
出典: NIST NCCoE — Securing Home IoT Devices Using MUD
初期パスワードの変更、ソフトウェア更新の適用、不要な外部公開(ポート開放など)を避ける助言は、IPA・警察庁・NOTICEなど一次資料の方向性と一致します。一方、漫画の「ボットの99%が諦める」や「公式アプリなら安全」といった断定的な保証は、ここでは根拠を確認できません。公式アプリを使う場合も、更新の継続、アカウントと認証の管理、メーカーのサポート終了情報を確認してください。
出典: ネットワークカメラや家庭用ルータ等のIoT機器は利用前に必ずパスワードの変更を(IPA) / 警察庁 サイバー犯罪対策の基礎 / NOTICE 安全なインターネット利用